2016年11月号

<東大生の学部紹介>人類学コースではこんなことやってます!
今回は東大生スタッフが所属学部の紹介をしてくれます。

 こんにちは。東京大学理学部生物学科人類学コース3年のS.Tです。
 私は理科一類から、進学振り分け制度により理学部生物学科人類学コースに進学しました。(実は入試は物理・化学で受験しました。)生物学科は人類学コースと動植物コースに分かれており、私の学年は人類学が4人、動植物が16人の計20人となっています。
 まず、人類学について。
人類の進化、遺伝、文化、社会組織などについて研究する学問のことを広く人類学と言います。一般に、生物としてのヒトを対象とする理系の自然人類学と、ヒトの作り出した文化や社会構造などを対象とする文系の文化人類学に分けられます。私が学んでいるのは、理系の自然人類学と呼ばれる学問です。

 これから、私の所属する人類学コースについて、特色のある3つの実習を紹介していきます。
1つ目は、最も大きな実習が
医学部生と一緒に行う人体解剖です。本来、人体解剖は医学部生のみが対象です。しかし、「生物としてのヒト」を扱うということで、人類学コースの学生にも開講されています。医学部以外で人体解剖実習を行うのはかなり稀なことです。ご献体の方へのプライバシーなどで詳しくお話しできないのですが、とても貴重な体験をさせて頂きました。
 2つ目は、夏休み期間に行われた礼文島での
発掘実習です。こちらは、北海道大学やカナダのアルバータ大学の考古学を専門とする方々と一緒に行いました。礼文島の浜中という場所に遺跡があり、実際にスコップや箒、バケツなどを使い発掘作業をさせて頂きました。一人1メートル四方が担当で、私の隣からは1000年前の犬の頭骨が出土していました。残念ながら、私のところからはほとんど何も出ませんでした(笑)。それでも多少の土器片は掘り出すことができ、遺物に直に触れることができました。
 3つ目は、長野で行う
サル山実習です。人類学なのにサル?と不思議に思うかもしれませんが、ヒトの進化について理解を深めるため、霊長類についても学んでいます。これから行う実習なので詳細はわかりませんが、3泊4日かけてニホンザルを追いかけまわす実習のようです。かなり体力的に厳しいそうですが、ニホンザルの生態を間近に見られるまたとない機会なので、とても楽しみです。山の中でサルを見つけ出すところが一番大変らしいですが…。
 このような多くの貴重な実習を行うことができることに魅力を感じ、私は人類学コースへの進学を決めました。生物学科人類学コースのメンバーは4人と少ないです。しかし、
人体解剖に発掘、サル山実習と様々な分野の多種多様な経験を積むことができるのは人類学ならではです。この記事で少しでも人類学に興味を持って頂き、進路選び・受験勉強の励みになれば幸いです。
礼文島実習の写真です^^
(理学部 S.T) 

Q1.模試で国語、特に現代文の得点が安定しません。
(高3 男子)
A1.  
 現代文で「あの時はいい点数が取れたのに今回はダメだった」という場合は、得点できたときの問題が「偶然、自分と相性のいい問題が出たから」という可能性が高いです。つまり
良い点が取れるかどうかは「運」になってしまう。これでは安定した得点につながりません。
 逆に選択した解答に自信があったのにダメだった、というケースも良くあります。これは
「出題者のワナにハマった」からです。 どちらにしても、本番で安定して得点するためには次の対策が欠かせません。

正解不正解に関わらず、模試や演習で解いた問題は「なぜこうなるのか」という解答の根拠を突き詰めて理解できるまで復習する。
読解や解法が勘に頼っている状態ならば、標準レベルの問題をこなして各段落の要旨や構造を確認し、設問や選択肢のポイントを抑えられるようにする。
「何を言っているのか分からない」レベルの問題が出てくる場合は、ほとんどの場合が語彙不足。書いてあることが正しく読み取れなければ設問に答えられない。まず用語集で語彙を増やす。
選択肢を選び間違うことが多いならば「それっぽい」引っかけの選択肢に引っかからないように、選択の分析力をつける。「正解の根拠は本文中にある」という大原則を常に意識する。

 上記の点に注意して、参考書や学習教材などを活用して安定した得点力をつけましょう。

(農学部 K.K)

Q2.生物の暗記が苦手です。用語がなかなか覚えられません。
(高2 男子)
A2. 
 生物は暗記事項が多いから大変ですよね。まず
学校で配布されている資料集を活用するのをオススメします。
 私の場合は
写真や図説、イラストで目から覚えると記憶に定着しやすかったです。ただ、図を眺めているだけでなく、ルーズリーフに自分でも絵を描き、関連する用語を書き込み、要点を簡単に記入する。自分で描くことで細部まで理解が深まり、記憶も定着したように思います。
 覚えるときには「なぜそうなるのか」という
因果関係を意識するといいですよ。ただ知識を暗記するだけではすぐに忘れてしまうので、基本の問題をこなして実力をつけていくようにしてください。暗記(インプット)→問題演習(アウトプット)を繰り返して実力をつけていってください。
(医学部 O.Y) 
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