2016年7月号

<東大生の体験談>東大生の苦手教科克服体験談
苦手な教科の勉強にどうやって取り組んできたのかを東大生スタッフに聞いてみました。

  こんにちは。東京大学理科一類のK.Sと申します。今回は苦手教科の勉強法について、私自身の受験期の経験を交えながら書いていこうと思います。
 読者の皆さんの中にも多くいるかと思いますが、私は
国語の勉強が苦手でした。これは中学生の頃からで、他の教科に比べて解答に明確性がないように思え、ぼんやりとした答え方になってしまうのが嫌だったからです。この苦手意識は高校に進学してからも同じで、国語の勉強はほとんど捗りませんでした。
 しかし、国語の成績を伸ばす為の勉強法は、現代文、古典にかかわらず、とにかく問題数を多く
こなすことにあると思います。これは、私のように国語が苦手だった東大合格者の先輩から教えてもらったことです。(この“こなす”というのは、模範解答を見ながら理解したつもりになって答えを写すということではなく、自分の言葉で解答をつくる訓練をするということです。)
 私は先輩の言葉を信じて、毎日国語の長文問題を1問ずつ解いていく計画を立てました。しかし、その計画はすぐに頓挫してしまいました。部活で疲れきった身体では、
長文を読み始めるだけで睡魔が襲ってきたからです。
 そこで、次のような勉強法を行い、私は苦手な国語の勉強にも十分な時間をかけられるようになりました。

 それは、
その日の勉強を好きな教科から始めることです。私の場合は数学が好きだったので、計算問題20問を最初にやることをルーティーンにしました。そうすることで、勉強に対するモチベーションが上がり頭のスイッチが入ります。すると、苦手意識のある国語の勉強もそこまで苦になることなく集中して取り組むことができ、計画通りにいくようになりました。

 また、この勉強法は受験期になり
長時間勉強する時にも役に立ちました。人間が集中できるのはせいぜい2時間程度なので、長時間勉強していると誰でも集中力が切れてしまいます。そこで私は、2時間おきに休憩を入れて、休憩明けには同じように数学から勉強をはじめていました。こうすることで、勉強の効率を落とすことなく、10時間強の勉強がコンスタントにできていました。
 これはあくまでも私自身の勉強法でしたが、みなさんの苦手教科克服への一助となれば幸いです。目標に向かって頑張ってください!
(理科一類 K.S) 

Q1.英語の長文問題が読みこなせなくて得点が伸びません。
(高3 女子)
A1.  
 長文を正しく読めるようになるには欠かせない2つの力があります。

1.知識

 長文読解のために欠かすことができない前提条件は次の2点です。
標準レベルの単語集1冊分程度の単語の知識
センター試験レベルの文法の知識
 まず、この単語と文法の実力がついているかどうか、単語集や文法問題集をつかってチェックしましょう。

2.「読み」の体力
 単語と文法事項では得点できているのに長文読解では…という場合は「読みの体力」が不足しているのかもしれません。
 単語や文法の知識を1文ずつ当てはめながら、それなりの量の英文を読み進めていくには
「読みの体力」が必要になってきます。一定量の和訳演習をこなす事や、問題演習で取り組んだ英文など、一度読んだことのある文章を繰り返し読み直す作業を続けることでこの力は身についてきます。

 
今は単語・文法の知識と読みの体力、何が不足しているのかを判断して、足りないところをカバーする学習に取り組んだ方が効率的だと思います。
 単語・文法をコツコツと身につけること、 取り組んだ長文問題は何度も繰り返して読み直し、解き直すこと。
 今から地道に繰り返していけばきっと読みこなせるようになっていきます。ガンバレ!

(工学部 A.M)

Q2.化学の周期表や名前や化学式の暗記が苦手です。
(高1 男子)
A2. 
 化学は覚えることが沢山あるので大変ですね。
 
ただ覚える式や名前などを「丸暗記」しようとするのは難しいと思います。
 自分は語呂合わせ暗記カード失敗ノートを作って暗記してました。
 (インターネットで探せば語呂合わせがいろいろ出てますね^^)

 化学式や化合物の名称は
暗記カードを作って、図や写真が多い資料集を見ながら覚えると印象に残ります。
 
テストで失敗したところは1冊ノートを作って書き溜めて、重点的に学習し直したのも効果的でした。

 それでも暗記したものは時間が経てば
忘れてしまうので授業の休み時間や通学時間といったスキマ時間を利用して繰り返し学習することが大切です。
 
「忘れる前に復習する」この繰り返しが一番の対策になると思います。頑張って下さい。

(理学部 S.T) 
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