2016年4月号

<特別寄稿>東大を卒業したスタッフから皆さんへメッセージです。
今まで皆さんの質問に答えてきたスタッフに「どんなことを心がけて学習指導に当たっていたのか」を聞いてみました。

 こんにちは!東大生スタッフのO.Tです。これまで4年間にわたり皆さんの学習指導をさせて頂きました。この3月で卒業になるということで、これまで感じたことを少し書いてみようと思います。
 学習相談室には日々、色々な質問が送られてきます。いつも終わる時は夜遅く、クタクタになってしまいます。
 
この学習指導の仕事は、ただ聞かれた問題の答えを返すものではありません。問題を解くためには、その問題の単元の知識のみならず、今まで習ったあらゆる知識を理解した上で、積み木のようにそれらを正しく積み上げることが必要だからです。
 そのため私たちは、送られてくる数行の質問内容から、皆さんが本当はどのポイントでつまずいているのかを探偵のように探り当てた上で、そこに焦点を絞って解説することを心がけています。その時に頼りにするのは、数年前同じように大学受験を経験した自らの経験に他なりません。確かに個々の問題には難易度がありますが、正解に必要なことは共通しています。それは、「必要な基本知識を理解していること」と、それらを「適材適所で上手に使えること」です。
 参考書には解説がついていますよね。しかし、本だけではどうしても画一的なことしか書けず、ある程度丁寧に書いたとしても限界があります。ひとつひとつの問題につき、解くのに必要な全てのポイントを解説していてはページ数がいくらあってもキリがないのです。ですから、
いくら参考書を読んでも分からない時があるのは、ある意味仕方が無いことだと思います。そしてそんな時こそ、ぜひ私たちを頼って遠慮なく質問を送ってみて欲しいと考えています。そのことで皆さん自身が、どの単元のどの知識を理解できていないのか、あるいはどの知識を使うことに気付いていないのかを知れれば、きっと問題を理解する一番の早道になるはずだからです。
 また、問題に挑むときにも、そのような視点つまり
「自分がどういう風に考えたが出来なかったのか、解説のどの部分まで分かってどの部分から分からなかったのか」を常に心がけて欲しいとも思っています。社会に出たときにも通じる論理的思考力を育むことにも繋がり、いずれ必ず大きな成果となるからです。
 以上、普段私たちがどのようなことを考えて学習指導に当たっているのかを書かせて頂きました。私たちと皆さんは顔を合わせる機会がなく、どうしても相互のやりとりが難しいのは事実なのですが、
FAXの向こう側では、可能な限り皆さんの立場で問題を考えて、一回のアドバイスで理解してもらえるよう頑張るスタッフがいます。そんな私たちを頼りにしてもらって、どんどん質問をぶつけてもらえれば嬉しいです。私は大学院を卒業して一足先に社会人になりますが、これからも皆さんの健闘を祈っています。頑張ってくださいね。

(理学系大学院卒 O.T) 

Q1.いろいろ忙しくて勉強する時間が取れません!どうすればいいですか。
(高2 女子)
A1.  学校行事や試験に部活、宿題とかで受験勉強に割ける時間が無いという相談は多いです。
 私も運動部に所属してた上、電車通学だったので帰宅できる時間は他の人よりかなり遅かったので、平日の勉強時間を確保するのは大変でした。そこで
通学中の時間や学校の休み時間などのスキマ時間を活用していました。まとまった時間でなくてもやれることは結構あります。それに休み時間の10分、電車に乗ってる15分も1週間、1ヶ月と続けていけば数時間になります!どんな風に活用できるか幾つかピックアップしますので良かったら参考にしてみて下さい。
起床〜朝食前 前日の勉強内容の記憶をチェック。簡単な問題で頭をウォーミングアップ。
通学電車内 暗記物の学習、授業の予習・復習、学校・家での学習予定の確認・整理など。
学校の休み時間 クラスメイトと問題を出し合う、終わった授業の内容をノートに整理など。
記憶の定着のためには覚えたことをすぐに復習すると効果的と言われてます。休み時間や放課後のちょっとした時間を活用しましょう!)
就寝前 暗記物のおさらい。次の日の目標を立てる。

 忙しくてもまずは出来ることから。
短い時間も活用して学習する習慣をつけることが大事だと思います。頑張って下さい。
(農学部 O.Y)

Q2.政治経済で受験しようと考えてます。高校で使っている教科書や資料集に加えて必要なものはありますか。時事問題の対策はどうしたらいいでしょうか。
(高3 男子)
A2.  難関大学を受験するのであれば「用語集」「現代用語事典」が必須アイテムです。「用語集」は山川出版や清水書院などから出されていますが、電子辞書に入っているものもあります。もし持っていたらチェックしてみてください。「現代用語事典」でオーソドックスなものは「現代用語の基礎知識」でしょう。こちらは”学習版”も出ています。この「用語集」と「現代用語〜」はすぐに手に入れて読んで行きましょう。
 時事問題対策は
模試や予想問題集、さらに今年のいろいろな大学の入試問題をやってみましょう。そこで出題された時事をその都度押さえていくのが効率的です。古い過去問だと最近の「時事」ではないので注意しながらやる事が必要でしょう。
(理科一類 A.M) 
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