2015年11月号

<特別寄稿>東大生の失敗談「肝心なのは基礎の徹底」
今回は東大生スタッフの「失敗談」です。
「点さえ取れれば…」「一夜漬けでイイヤ」で定期試験を終わらせてしまうことのワナとは…。

 皆さん、こんにちは。学習指導を担当しているH.Kです。今回は私の受験体験についてお話ししたいと思います。
 
私は現役のときに東大に落ちました。二次の点数は合格最低点から30点も低く、まさに惨敗といえるものでした(東大は僅か1、2点差で落ちる人が100人以上います)。それからもう1年勉強して東大に再挑戦し、今度は合格最低点+30点で合格しました。ここから、高校生時代の失敗と、それを踏まえて浪人時代に取り組んだことについて話していきたいと思います。
 私は、高校では剣道部に入っていました。ほぼ毎日、勉強そっちのけで部活をし、
定期試験3日前になってから焦って勉強して、何だかんだそれなりの成績で定期試験を乗り切っていました。日々の授業の予習復習なんてしていませんでした。部活を3年夏で引退して受験モードに入ってから、このつけが返ってきました。定期試験直前に内容を頭に叩き込んでいただけなので、授業の内容は忘却の彼方。自分の頭は特別じゃなかったと思い知らされました(笑)。当然、各教科の基礎から始める必要がありました。夏休みの間は、できるだけ基礎を頭に叩き込みました。秋になって学校が始まると、周りはみんな過去問をがんがん解いているではありませんか。焦った私は、周りに流されて、基礎を繰り返し徹底するのを放棄し、応用へ過去問へと先走るようになってしまいました。基礎ができていないのですから、応用が解けないのは当然です。そして、それでまた焦るという悪循環に陥ってしまったのです。
 ここで皆さんに言いたいのは、
日々の予習復習と、基礎を徹底することが大切だということです。私は定期試験を点数が取れればいいとしか思っていませんでした。定期試験というのは、自分の授業の定着度を確かめるものだとわかっていれば、結果は変わっていたかもしれませんね。
 一度失敗した私は心を入れ替えました。浪人時代は予備校に通っていたのですが、
毎日の授業の予習復習を徹底し、基礎は教科書を一から読み直すことから始めました。秋までに基礎レベルの問題集を繰り返し、しっかりとした土台を固めました。そうはいっても皆さんは、そんな基礎ばかりでいいの?と思いますよね。もちろん基礎だけやれば合格できるほど、入試は甘くありません。でも、基礎だけで大半が解ける教科も意外とあります。例えば、古文や漢文は、文法や単語などの基礎事項を押さえるだけで、東大の入試も8割がた解けます。大学によって違いますが、東大でいえば、化学なんかは基礎問題(問題集でいえばセミナー化学とかのレベル)がかなり多く、その部分をきちんと正答するだけで合格点に届きます。逆に、数学などは基礎を応用に繋げる力も必要なので、早めの対策が必要でした。そういう意味では、各教科、各大学の特徴を早めに掴んで、対策と勉強計画を立てることは大切ですね。いずれにせよ、基礎が大事だということはわかっていただけたでしょうか?
 ここまで、私の体験談をお話してきましたが、皆さんには、このような失敗をして欲しくありません。この失敗談が、皆さんのお役に立てれば幸いです。自分の進む道を信じて頑張ってください。
(農学部 H.K) 

Q1. .関係代名詞と関係副詞の使い分けがわかりません。例えば()の中を埋める問題で、Italy is one of the countries ( ) I want to visit some day.という問題があったのですが、whereと解答したら×でした。countriesは場所だからwhereということではないのですか?
(高2 男子)
A1.
 とても多く質問が出る問題です。
 
「関係詞は先行詞によって使い分けをするのではない」のです。

 もう少し単純な文で考えて見ましょう。
   @ I like Kyoto (    ) I was born.(私は自分が生まれた京都が好きだ)
   A I like Kyoto (    ) I visited last year.(私は昨年訪れた京都が好きだ)
 @Aとも先行詞は場所のKyotoですが、@の方はwhereで、Aはwhichが入ります。

 関係詞節だけを考えると、
   @ I was born in Kyoto.
   A I visited Kyoto last year.
 となります。
 
@はin Kyotoで副詞の働きをして、AのKyotoはvisitの目的語になっています。
 したがって、@ where、A whichとなるわけです。

 先行詞が場所を表す語句だからと言って、自動的に関係副詞whereが使われるわけではありません。
 
「関係詞節の中で、副詞の働きをするのか、名詞の働きをするのか」で使い分けを考える必要があります。
(経済学部 S.H)

Q2. 今度オープン模試を受ける事になりました。模試の過去問はやっておいた方が良いですか?それにまだ英語の長文読解があまり解けなかったり、日本史などの暗記科目は勉強途中の段階です。こんな状態で模試を受けても良いんでしょうか。
(高3 女子)
A2. 
 結論から言うと、
現時点での力試しのために模試は受けた方が良いと思います。ただ、最終的な目標は大学入試で合格することであって、模試で良い点を取るためでは無いので、普段の勉強のペースを乱してまで模試の過去問は解かなくても良いでしょう。
 
日々の勉強の成果をチェックするために模試を利用して、どれくらい力が足りないか、受験までに今後何に重点的に取り組むべきかを客観的に知る良い機会ととらえてはいかがでしょうか?
 模試は受けること自体よりも
復習が大事です。自分の本番のために、ぜひ模試を有効活用しましょう!

(医学系大学院 T.R) 
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