2015年2月号

<特別寄稿>東大生の暗記のコツ
 もっと簡単に暗記したい!と誰もが一度は思うはず…。
 今回は東大生スタッフに「暗記のコツ」を聞いてみました。科目別アドバイス付きです!

 東京大学農学部4年生のO.Yです。最近どうやれば簡単に暗記ができるのかといった質問をよくいただくので、今回はそのことについてお話しようと思います。

 まず知ってもらいたいのは
すぐに覚えられる特別な暗記法はない、ということです。どんなに時間がかかったとしても「できるようになるまで」毎日地道にやっていくのが一番の近道です。これを前提とした上で暗記のちょっとしたコツをお教えします。

 暗記に限った話ではありませんが、
単語帳を見ただけ参考書を読んだだけでは絶対に定着しません。自分から引き出せる状態になって初めて暗記できたと言えます。そのためには「声に出したり書いたりして」チェックしていくことが必要です。そこで暗記できていなかったものをやり直す。全部覚えるまで繰り返します。
 
一日で覚えたつもりになっていても徐々に忘れていくので数日後にもう一度やりましょう。そうすることで記憶は定着していきます。継続的にやることが重要です。
 試験では書いて自らの解答を示します。なので
暗記する方法としては書くことを個人的にはオススメします。私は落書き帳のようなノートを一冊用意して教科に関係なく書き殴るようにして暗記していました。また勉強しなくちゃ、暗記しなくちゃなどと考えるとモチベーションが上がらないので、クイズをやっているつもりにすると少しだけ楽しくできると思います。
 私が伝えられる暗記の基本は以上ですが、それに加えて各教科についてのポイントを書きます。ここまで書いたのもこれから書くのもあくまで個人の意見ですので、他に自分のやりやすい方法があればそれを実践してください。
 英語  単語、熟語は単語帳を読んでまずは英語から日本語に、次に日本語から英語にするようにして覚えました。単語は発音が問われることもあるので声に出しつつ書いていました。
 単語、熟語だけでなく英文法などでもそうなのですが例文ごと覚えると記憶に残りやすかったです。
 国語  漢字はやはり書き取りです。書けるようになるまでやります。
 古典文法の活用は音読でリズムよく覚えました。単語を覚える際は特に現代の日本語と違った意味を持つ語は特に注意しましょう。
 漢文は難しく思えますが意外と覚えることが少ないです。句法は実際の文章を参考にしながら一つずつ覚えましょう。
 数学  公式だけを暗記しても使い所が分からなければ意味が無いので問題を解きながら覚えます。教科書の例題をやるのが一番効率的です。またその公式がどのような意味を持つのかを正しく理解しましょう。(←大事!!)
 また公式を自分で導くのも暗記に役立ちますし、万が一本番で忘れてしまっても時間はかかりますが何とかなります。(特に三角関数の公式など)
 化学  原子表やイオン化傾向などは語呂合わせで覚えやすかったです。
 半反応式や有機化学などでは反応前の物質をまず覚えます。その後に必要な物質を足し合わせればどうにかなります。
 物理  数学と同様に公式の持つ意味を意識して簡単な問題を解きながら覚えます。数学よりもさらに各数値、文字が持つ意味をしっかりとらえましょう。(←とっても大事!!)
 生物  1つずつ覚えるというよりは全体のシステム(細胞とその組織など)を踏まえて覚えていきます。自分で図を書いてみると頭に残ります。
 日本史  教科書で時代の肝となる出来事や人物をまず抑えて、その後に細かい出来事を覚えていきます。資料集も活用して文字だけでなく映像としても頭に入れましょう。苦手であれば取っ掛かりに日本史の漫画なんかもよいと思います。
 世界史  日本史とほぼ同様です。大まかでいいので歴史の流れを自分で書き出せるようになりましょう。
 地理  地名などは穴埋め形式でクイズのようにして覚えました。国ごとの特徴といったものは参考書などで知ってそこから自分なりのイメージを持つといいと思います。

 暗記は短期間でこなすことはできませんが覚えた分だけ確実に得点に結びつきます。なので毎日少しずつでもいいのでがんばっていきましょう!

(農学部 O.Y) 

Q1. 毎日の勉強をうまくこなしていく方法は無いですか。ついつい何もせずに時間が過ぎてしまいます。
(高1 男子)
A1.
  毎日の勉強をうまく進めるために「デイリープラン」を作ることをお勧めします。プランと言っても複雑なものではなく、学校から帰ってから寝るまでの勉強目標を書き出すだけです。
その時に、夕食や入浴、休憩(TV、マンガ...)等も書き出して、小学校の時間割のようなプランを毎日書き、寝る前に自己判定で達成できたかどうか○△×で記し、できなかった理由をメモしましょう。×が付いてしまった項目は翌日の一番目にやるとか、土日を「借金返済日」にして未達成分をやるようにすると片寄りが少ない勉強ができます。(自然に任せておくとどうしても苦手科目は手付かずで終わってしまいがちに…)
 さらに1週間/1ヶ月単位で科目別学習時間を集計してみると「今週は英語はがんばったけど古文はぜんぜんやらなかった…」等と自己分析することもできます。
デイリープランは時計式と表形式、
どちらでも自分でやりやすい方、続けやすい仕方で良いでしょう。ちなみに私は時計式でやりました。
手書きの時計式と表形式のサンプルです。
今はスマホのアプリなどもいろいろあるようですね。自分がやりやすい方法を選ぶのが一番です(^^)

(工学部 I.Y)

Q2. 大学生の生活についていろいろ教えて下さい!勉強や遊び、家では何をしているのか、楽しいことやつらいことはなんですか?
(高3 女子)
A2. 
 高校生と大学生の生活はぜんぜん違います。
 あくまで私の一例ですが、紹介したいと思います。

(勉強時間・授業時間)
 勉強は主に課題やレポート、それから試験勉強があります。
 バイトやサークル、部活があるので毎日同じではないですが授業の合間などを利用して大体3時間ほどだと思います。授業は必要な単位数は決まっていますが、それ以上に取ることもできます。忙しい学期は1日に4〜5コマ(1コマ90分)の授業がありますが、単位がそろえば行かなくても良い日もできたりします。
(遊び)
 バイトをすれば自由に使えるお金も出来るので買い物や飲み会(お酒は二十歳になってから^^)など。
 私は貯金してよく一人旅をしています。交友の幅も広がるので「遊び」はとても大切です。
(家でやること)
 バイトや部活が忙しいので私はあまり家にいる時間はありません。
 時間があるときは、よく料理をしたり本を読んだりしています。
 一人暮らしをすると、一人で何でも出来るし、家事などやらなければならないことも増えます。
(楽しいこと、つらいこと)
 楽しいこと…努力次第で自分の好きなことを出来ること。
 つらいこと…自分でやらなければ何も出来ないこと。

 実りある大学生活を目指して頑張ってください!
(工学部 I.Y) 
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