2015年8月号

<特別寄稿>東大生の体験談「ノート作成のコツ」
 東大生スタッフに各教科のノート作成のコツを聞いてみました。スタッフが使っていたノートサンプルPDF付きです!
 新学期に備えて、是非参考にしてみてください^^ 

 はじめまして。医学系研究科・博士課程のR.Tです。普段は、病気の新しい予防法や治療法の開発に、統計学の観点から携わるプロになることを目指し、日々勉強しています。
 今回は、私の受験期の体験より、ノート作成のコツをいくつか紹介します。

 まず
英語や古文では、予習ノートを作っていました。授業の前に、ノートに教科書の拡大コピーを貼ったり、本文を行開けで写したりし、注意すべき文法項目や単語に線を引き、意味を調べて書き込みました。また隣ページなどには、自分の訳を書いておきました。 実際の授業では、予習ノートの訳のチェックや、追加のポイント書き込み等をして、理解度を上げていました。
古文ノート一例(PDFファイル)

 
数学や物理では、公式を自分で導き直すためのノートを作ることで、公式の丸暗記と違い、変則的な問題にも対応できるようになりました。この際、細かい式や図などが書きやすい罫線なしのノートを好んで使っていました。また、 ケアレスミスで悩んでいた時期には、鉛筆ではなくボールペンでノートを作成し、より慎重な計算を心掛けました。また、途中計算もノートのスペースを十分とって、丁寧に書くようにしたところ、見直しでミスを発見しやすくなりました。
数学ノート一例(PDFファイル)

 
化学など暗記を伴う科目では、教科書・参考書の内容を自分なりにまとめなおし、自分が間違えやすい問題とその解き方をつけ、色や図もたくさん盛り込んだまとめノートを作り、繰り返し読みました。まとめノートの作成過程で自然に身についた内容も多かったですし、これを受験会場に持って行き試験直前に見返したところ、いままでこれだけ頑張ってきたんだ!とモチベーション向上にも繋がったのでおすすめです。
化学ノート一例(PDFファイル)

 色々書きましたが、ノート作成にあたり皆さんの参考になる点があれば嬉しいです。まだまだ暑い時期が続きますが、体調管理にも気をつけて、皆さんにとって成長の夏となるよう頑張って下さい!
(大学院医学系研究科 R.T) 

Q1. カ行変格活用動詞の「来」、「こ」と読むのか「き」と読むのか「く」と読むのかいつも迷ってしまいます。どうやって区別すればいいですか?
(高2 男子)
A1.
 活用形の特定ですね。私も最初は混乱していました。
 一つ、例文を使って考えて見ましょう。

 
「世にある物ならば、この国にも持てまうで来なまし」 竹取物語より

 
解法のポイント☆ わかるところから手をつけてみる

 「来なまし」を分解すると次のようになります。
  
来/な/まし
 
「まし」は助動詞「まし」の終止形です。
 「まし」は推量や半実仮想の意味を持っている助動詞で、
接続するのは未然形です。
 それで
「まし」のうえの「な」は何かの未然形だとわかります。
 この「な」の終止形=「な」の正体ですから、活用表の未然形に「な」を入れてみましょう。
未然 連用 終止 連体 已然 命令
ぬる ぬれ
 終止形は「ナ行」の「u」音ですね。これで「な」は完了の助動詞「ぬ」の未然形ということが分かります。
 
助動詞「ぬ」は連用形に接続するので「来」はカ変の連用形とわかります。

「来」の活用表
未然 連用 終止 連体 已然 命令
くる くれ こ・こよ

 「来なまし」は「
なまし」と読むのが正解です。


 こういった分解→特定をしていくためには
    
 ・基本的な知識を教科書や辞書を活用して蓄える。
     
・演習問題を繰り返して、蓄えた知識を使いこなせるようにすることが重要です。頑張って下さい。
(経済学部 S.H)

Q2. 英語の辞書はどう使っていましたか?自分は単語の意味を調べたり、ノートに意味と例文を書くようにしてるのですが…。
(高1 男子)
A2. 
 基本的には良いと思います。特に例文を書くのはいいですね。その時に
単語の文法的な性質(用法)や、それぞれの用法に対応した例(用例)も書いておけば、対応できる問題の幅が広がります。

 辞書を使って
単語の「意味」を調べ覚えることも大切ですが、「使い方」を知ることも大切です。例えば動詞には自動詞と他動詞がありますよね。その使い方を間違えると入れてはいけないところに前置詞を入れてしまう可能性があります。その使い方を確認するためにも、辞書の「例文」「語法」の欄をしっかりチェックしてください。

 普段使っているのは紙の辞書でしょうか。それとも電子辞書でしょうか。
 紙の辞書の場合は近くの単語もあわせて見ることで関連の用語や他に気になった用語、用法も学べて一石二鳥です。
 電子辞書ならジャンプ機能などを活用して類語・対義語なども見るとまとめて学べて便利ですよ!

(農学部 K.K) 
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