2014年10月号

<特別寄稿>「私のオススメ息抜き方法」
 二学期が始まって1ヶ月以上過ぎ、中間テストや文化祭など学校行事が忙しい時期になりましたね。
 そこで今回は東大生スタッフに、受験生の頃にやっていた勉強の間の息抜きについて話を聞いてみました(^^)
 こんにちは。東京大学の大学院で工学の研究をしているK.F.です。
 今回は自分が実践してきた「息抜き方法」について少し紹介したいと思います。
 勉強の息抜きには、@毎日の勉強の合間にする10分程度の息抜きと、A休日の息抜きの2パターンがあると思いますが、受験生になると休日も勉強する人も多いと思うので、
@10分程度の息抜きについて書きます。

 高校の時に自分が実践した中でとても良かったのは、
 
豆からコーヒーを淹れて、家族とおしゃべりしながらコーヒーを飲むことです。
 コーヒーミルに豆を入れて、手動で豆を砕いてお湯を注ぐだけなのですが、単純作業ながらコーヒーが出来るのは楽しいですし、手先を動かすことやコーヒーの香り、家族との会話が気分転換になり、良いリフレッシュになっていたと記憶しています。

 読書が好きな人も居ると思いますが、個人的には10分程度の息抜きには
読書はお薦めできません。
 文章を読むということは頭を使うため、頭のリフレッシュになりづらいからです。僕も休憩時間に読書をしていたこともありましたが、結局、頭が休まらず、疲れたまま勉強を再開するという感じでしたので、勉強の息抜きに読書をすることは止めました。

 毎日の勉強の合間、10分程度の息抜きであれば
頭を使わない楽しい活動がお薦めです。
 身体全体を使う、手先を使う、もしくは五感を使って息抜きをするのが良いと思います。そうすれば、頭の休憩になってリフレッシュ出来るはずです。
 身体、手先、五感を使った活動としては、例えば次のようなものがあると思います。

 身体を使う…散歩、ランニング、キャッチボール、素振り、バドミントン等のラリー
 手先を使う…料理をする、お菓子を作る、楽器を演奏する、音楽ゲームをする
 聴覚を使う…音楽を聞く、落語を聞く、友人や家族と話す
 視覚を使う…写真集や画集を見る、テレビを見る、漫画を読む(見過ぎ、読み過ぎに注意)
 味覚、嗅覚を使う…コーヒーや紅茶、ココア等を飲む


 上の例の中で息抜きに使えそうな活動はありましたか? これらに限らず、10分程度で出来る自分の好きな活動を見つけ、上手に頭のリフレッシュを行い、集中力が高い状態を維持して勉強していきましょう。がんばってください。
(工学系大学院 K.F.) 

Q1. ときどき英語や数学、理科の学習質問をしていますが、東大生の皆さんはどうして何でも答えられるのですか。高校の時、どんな勉強をしていたのですか?
(高2 男子)
A1.
 皆さんからの質問は主に
 @ 学校で使っている問題集
 A 課題(宿題)のプリント
 B 模試や入試問題 
の3つに分類できます。

 私だけでなく、他の東大生も返却するときには、簡単に解けているわけではありません。
 受験勉強から何年も経って忘れていることや、苦手科目もありますから、辞書や教科書、参考書で確認しながらアドバイスを書いています。
 特に@Aの質問の場合は、ほとんど授業内容に関連した問題ですから、英語であれば辞書や参考書を調べます。数学や理科は、必ず教科書の公式を使う問題ですから、教科書を確認すればほとんど正解は導けます。Bの模試や入試問題も、@Aの応用、発展です。条件を付け加えたり、いくつかの項目を組み合わせているに過ぎません。もちろん、難問は返信に時間がかかったり、他の東大生と一緒に考えたりもします。
 ただ一つ、どんなに難しい問題でも、大学でなければ習わないような理論を使うことは絶対にないという事だけは言えます。
必ず高校生の知識で解けるはずなんです。そう思って皆さんからの質問に対応しています。

 自分は高3まで部活をやっていたのと、県立高校だったので特別なことはやっていなかったと思います。英語は1,2年では教科書中心で、そのほかに学校の単語テストや文法ワークをやっていただけで、3年になって授業で長文問題集をやらされました。ただ、先生から「分からない時には辞書を引け」「Forest(学校で使っていた参考書)を見ろ」と言われていたのでそうしてました。他の人より先生にも結構質問していたかもしれません。
 数学は、1,2年は数研「4STEP」と学校で買わされた「黄チャート」だけで、3年になって授業で入試問題集をやらされました。理科は教科書と図説と学校の問題集だけしかやっていませんでした。(物理「リードα」、化学「セミナー」だったと思います)。数学や理科は基本問題と典型問題が解ければなんとかなりますよ。
 どの科目も授業を大切にすることがポイントだと思います。
  3年生になってから、難関大向けのモノを何冊か買いましたが、結局あまり使用しませんでした。1,2年生のときに使ったモノを復習する方が大切だと分かったからです。
 私の体験から言えるのは
「受験は基礎が重要」だということです。がんばって下さい!
(工学系大学院 N.K)

Q2. 志望校の過去問の勉強をやっています。英語の記述式の問題を解いた時など、自分の解答を学校の先生にも添削をしてもらった方が良いと言われました。どのように先生に聞いたら良いですか?自分で解答を確認するだけでは不十分ですか?
(高3 女子)
A2. 
 記述式の過去問の答え合わせですが、私は先生に添削してもらっていました。まず、自分で解答を書き、解説を読みます。その後、自分の解答が間違っているとわかったら、書き直します。最後に正解できた問題も間違った問題も、先生に添削してもらっていました。
 
解説を読むだけだと、自分が理解できていない部分や不足している部分が分かりづらいので、先生に添削してもらう事が、正しく理解する近道です。赤本などの解説を読むと、解答に含むべきポイントが幾つか書いてあるので自力で採点することも可能ですが、はじめのうちは先生に添削してもらうのが一番良いでしょう。
 先生方は、その教科のプロですし、人に教えるプロでもあります。授業でわからないこと、問題集をやっていてわからないこと、自分の英文の添削など、様々な質問に対応してくれるはずです。積極的に質問しに行けば、必ず自分の力になりますよ。
 また、英文和訳、和文英訳についての補足です。
志望校の過去問を解くことは必須ですが、それ以外にも問題集などを使って別の問題も解くようにすると、より効果的です。一つの大学の問題だけをやっていると、どうしても問題の種類が偏りがちになり、作文能力が伸びなくなってしまいます。志望校のレベルにあった問題集を選んで、そちらも解くようにしてください。
 
(工学系大学院 I.A)
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