2014年12月号

<特別寄稿>「毎日の予習復習、こんな風にやっていました」
  東大生スタッフに高校時代、予習復習をどのようにやっていたかを聞いてみました!


 こんにちは。私は工学部で電気系工学の研究をしている大学院生です。県立高校出身で、3年生まで剣道部でした。
 今回は、私が高校時代に予習復習をどのようにやっていたか、科目ごとに紹介したいと思います。

@ 国語・英語
 国語・英語の場合、授業の1〜2日前に教科書の本文をひと通り読み、知らない単語を調べておくようにしていました。特に古典や英語の場合、知らない単語がほとんどなので、辞書を引きっぱなしです。ただし、予習だけでは本文を完全に理解することはできないので、わからない部分をチェックしておいて、
授業をスムーズに聞けるようにしていました。その後、授業を聞いて本文についての理解を深めた後、定期テストの2週間前になったら復習を始めました。復習の内容は、本文中の単語・文法事項を全て覚えること、本文の構成(背景、原因・理由、結論・結果など)を整理しなおすことです。この予習→授業→復習のサイクルが国語・英語の能力を上げるポイントだったと思います。

A 数学
 数学は授業の有無に関わらず、毎日予習復習をしていました。予習は教科書だけを使います。公式の意味・導出方法、例題とその解法などを、まずは読んで理解し、次に自分で解くようにしていました。
数学の場合、教科書を読んでいるだけでは身につかないので、時間はかかりますが、自分の手で式を導出したり、問題を解いたりすることが重要です。その後、授業を聞いてわからない部分・間違っていた部分などの理解を深めていました。授業でやった単元については、問題集を使って問題演習をすることで復習していました。国語・英語と同様に、予習→授業→復習のサイクルで勉強を進めることが重要です。

B 理科・社会
 私は理系だったので、物理・化学、日本史を選択していました。理科・社会の場合、
予習はせず、授業と復習だけで勉強していました。なぜならば、物理・化学や日本史は自分ひとりで勉強しても間違って覚えてしまう可能性が高いからです。よって社会・理科の場合、復習が重要になってきます。どの科目の場合も、定期テストの二週間前〜一週間前で教科書のテスト範囲を読んで内容を整理した後、残りの一週間で問題演習をしていました。理科・社会の場合は、資料集を使うと内容を絵として覚えることができるので、復習の効率が上がります。

「な〜んだ、ふつうじゃないか」と思う人もいるでしょう。東大合格のために何か特別なことをやったのではないかと思われがちですが、私の周囲の東大生もほとんど「ふつう」のことをやってきた人たちです。
 毎日の勉強は大変だと思いますが、毎日コツコツやることが成績をのばす近道です。体調に気をつけつつ、毎日の勉強を頑張ってください。
(工学系大学院 N.K.) 

Q1. 英語の長文読解の問題が時間がなくて最後まで解けません。長文対策をメインに勉強しても点がどうしても伸びないんです。良い対策方法があったら教えて下さい。
(高2 女子)
A1.
 「時間が足りない」から「最後まで終わらなかった」と言う相談はとても多いです。
 でも、少し待って下さい。
仮に試験時間があと10分、いや30分増えたとして本当に満足のいく点数が取れるでしょうか。時間さえかければ満点を取れると本当に思いますか?時間が足りなくなるということですが、長文問題の前の大問にそれぞれどのくらい時間を使ったか、計ったことはありますか?

 結論から言うと、
問題は単に「時間が足りない」のではないと思います。長文問題が最後まで終わらない理由、そして長文対策をメインで勉強して点数が伸びない理由は、はっきり言って単語や熟語、構文や文法といった基礎の部分が十分身についていない場合がほとんどです。長文問題にたどり着くまでに時間がかかってしまい、じっくりと最後の大問に取り組めないのではないですか?また当然のことですが単語や熟語の基礎ができていなければ、長文で読解に時間を余計に取られることになり、確実に点を取ることも難しくなるでしょう。

 回り道に感じるかもしれませんが、
今は単語や熟語、文法などの基礎をしっかりと固めることが一番大切です。自分に合った(使い慣れた)単語帳や文法問題集をしっかりと学習していきましょう。
 また、長文の時間短縮のためには「英文を読むスピードを上げる」「英文は2回以上読まなくても内容がつかめるようにする」「各段落ごとの内容をメモする習慣」をつけるなどの練習を積んで下さい。
(工学部 I.A)

Q2. 平面図形についての質問です。図形の辺の長さや角度等の条件が文章のみで与えられたとき、その条件を満たす図形が正確に描けない事があります。文章で条件を提示されたときの図形の描き方のコツはありますか?
(高3 男子)
A2. 
 自分で条件を図示する目的は、自分が理解するためです。なので
自分が分かれば角度や長さが明らかにおかしい場合でも問題ありません。逆にそれだと厳しいというのであれば、多少丁寧に描く必要があります。
 その場合のコツは、描き方というよりも自分の中でイメージを作る方にあると思います。最終的な目的は正確な図を描くことではなく、問題を解くことです。図形は問題を解くために描くので、時間をかけてきれいな図が描けるようになっても問題を解けるようにはなりません。それよりも自分が理解できるようになる方がはるかに大事になってきます。そのためには、
図形の問題を図を自分で描きながらたくさん解いてみましょう。時には1つの問題に対し、複数の図を描くことも必要になります。そうすれば自然と自分がどんな図を描けば良いかが分かってくると思います。頑張って下さい。

(理学部 T.Y.) 
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