2013年10月号

<特別寄稿> 大陸横断 自転車の旅 〜 トルコ滞在開始
 東大建築学科を卒業後、奨学金で海外留学したスタッフの体験談連載!ヨーロッパを出てトルコへ。

 自転車旅に慣れたころは、きれいな自然の中を走ることや、ときおり有名な建物を訪れることを楽しみにしていました。アルプス越えやイタリアやギリシャの建築は、この旅のひとつの目的でもありました。
 しかししばらくすると、私はそのような、いわば普通の旅行者が目的とするものに興味がなくなり始めていました。どれも、本やテレビで見た経験の延長にすぎない、と思えたからです。そして3ヶ月後、私はヨーロッパを抜けてトルコにたどり着きました。
 その初日のことは今でも忘れません。野宿を警戒した私は、レストランの外にテントを張らせてくれと頼みました。すると、彼らは私にレストランが終るまで待つように言って、食べ物や飲み物を出してくれました。しばらくすると高校生のアルバイトがついてこいと言うのです。私はよく分からないまま彼に従いました。
 彼が私を連れて行った先は、彼の友人たちの家でした。なんと泊めてくれるというのです。ヨーロッパでは一度も起こらなかったことなので驚きました。私は彼らと、ぞろぞろ集まってきた他の友人たちと、身ぶり手ぶりで語り合いました。
 来る日も来る日も、私はそこで会った人に家に招待されて食べ物を恵んでもらいました。首都のイスタンブールでは、2年前にアメリカで会ったトルコ人の友達に連絡をしたところ、彼の後輩である学生たちを紹介してもらい、1か月以上も共同生活をすることになりました。そこで私は彼らの言葉や文化、宗教についてたくさんのことを学びました。
 トルコ人の大半はイスラム教徒です。イスラム教の考えの中に、「客を大事にする」というものがあります。見ず知らずの人が私に親切にしてくれるのは、私が外から来た客だからということを知りました。私はもっと知りたいと思い、毎日彼らと礼拝をしたり、勉強会に参加したり、モスクへ出かけたりしました。いつの間にか、彼らは私の家族のような存在になっていました。
 イスタンブールを発った後も、私は各地にいる家族や友人を紹介されて、友達の輪はトルコ中に広がっていきました。そうでなくても、行く先々で出会う人々とすぐに打ち解けて、数えきれないほどの「友達」(たとえ年に差があってもトルコ人はarkada?という言葉を使います)ができました。お世話になった代わりに、私はできるだけ自分との時間を楽しんでもらおうと、一生懸命に言葉や文化の勉強をしました。
 私は彼らが親切にしてくれるのは宗教上の教えがあるからだと書きましたが、それは正確な表現ではありません。それ以上に、人間が好きなのです。私は心を開いてくれる人々と接するうちに、きれいな風景や建物ではなく、人間そのものに対する興味をもち始めました。それは、これまでの人に対する興味とは異なる、より根源的な意味での、「むきだしのままの人間」への興味でした。
ミランの街とアルプス) イスタンブールでのもてなし)
(建築学科(院) I.Y)  

Q1.  数学や物理の勉強をしているとき、必要であれば定規を使っています。フリーハンドで図が描けるように準備しておいた方が良いですか?
高2 男子)
A.  
 数学や物理の勉強ではグラフや図を描くことがよくありますが、フリーハンドで素早くきれいに(分かりやすく)描けるよう練習しておくべきです。

 テスト直しや模試の直しで定規を使うのは構いませんが、時間制限のあるテストではそうはいかないでしょう。
 普段からフリーハンドに慣れておいて本番の試験でも定規無しで早くキレイに描けるよう練習しておくことをオススメします。

 自分の場合は、基本的に定規は使いませんでした。物理実験の結果をグラフにする際に少し使った位です。
 最初のうちは大変に感じるかもしれないですが、慣れてしまえばフリーハンドの方が簡単です。定規を使う方がかえって面倒に思えてくることでしょう。

 少しずつでよいので、フリーハンドの練習をしていきましょう!

(経済学部 S.H)

Q2.  私は大学で英語を勉強したいと思っているのですが、正直得意ではありません。志望校を英文学科にするのは無謀でしょうか。
(高1 女子)
A. 
 「英語を学びたいと思っているけど、英語が得意だと言うわけではない。志望校を変えるべきか」という相談ですね。
 本当に学びたいと思っているのならば、志望校は変えるべきではありません。自分がやりたいと願っている道へ進むためなのですから、苦しくても頑張ってみましょう。そして、その努力はこれからの人生でとても大きな意味を持つと思います。

 もう一つの考え方は、「英文学」を学びたいのか、それとも「英語」に関する勉強をしたいのかという点です。英語に関する学科は大きく分けて以下の3つがあります。

@ 英文学・英米文学〜文学研究(文学部系)
A 英米語学 〜英語の修得と地域研究(外国語学部系)
B 国際文化学など 〜外国語を身につけながら海外の文化や社会を研究(国際関係学部系 

@・Aを合わせて「英語・英文学科」というのも多くなっています。
Bは文化や社会だけでなく、国際政治・経済というのもあります。

 自分が本当に学びたいことは何なのかを考えてみてもよいかもしれませんね。
そのためにはいろいろな大学の「学校案内」やホームページで、その学部・学科でどんな研究をしているのか調べてみるとよいでしょう。各大学で実施するオープンキャンパスにも積極的に参加してみるのも役立つと思います。

(文V K.K)
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