2013年6月号

<特別寄稿> 大陸横断 自転車の旅 〜序〜建築と私
 東大建築学科を卒業後、奨学金で海外留学したスタッフの体験談連載!今回は建築学科在学編です。
 初めまして。今回このコーナーを担当するにあたり、私が大学および大学院でやってきたこと・考えてきたことを皆さんにご紹介したいと思います。
 私は理科一類に入学後、工学部建築学科に進みました。理一時代は、何も特筆すべきところはない普通の大学生活だったように思います。他の多くの学生と同じように、単位をとるべく授業に出て、アルバイトでお金を稼ぎ、部活に励んでいました。しかしこの生活は、建築の道を志すとともにがらりと変わってしまいました。
 建築、とくに建築の設計は、他のどの学科の勉強とも本質的に異なります。そこにはまず、与えられた明確な問題もなければ正解もありません。自分で発見し、創造しなくてはなりません。つまり、思考にも製作にも際限がないのです。当初はまるで、どこまでも広がり伸びていく道の始まりに立たされたような気持ちでした。しかし、私にはその自由さがぴったり合っていたのです。
 点数のような明確な評価がないからこそ逆に、「誰にも負けない建築をつくりたい」という気持ちに駆られた私は、授業にもまともに出ずに自分のための勉強に没頭しました。図書室にこもる日もあれば、膨大な量のスケッチや模型をつくったり、ときには思いつきで建築物をめぐる旅に出たりしました。毎日学校に泊まり込み、家には週に一度しか帰らず、好きだった部活もやめて、すべての力を建築に注ぎ込みました。生まれてはじめて、「学びたい」という強い気持ちを自発的にもつことができたのです。
 建築学科には、どの学校にも、「卒業設計」という大学生活の集大成をまとめる場があります。どれくらい寝ていないのか自分でも分からなくなるほどの徹夜の日々でしたが、人生で最も楽しく充実した時間だったように思います。私はずっと目標にしていた卒業設計における最優秀賞をとることができ、同時に海外修行のための奨学金を得ることができました。大学院に進学した私は、もっと自分の世界を広げようと決心しました。次回は海外修業について書きたいと思います。
卒業制作のスケッチと模型です。
(クリックすると大きい画像が開きます)
建築学科(院) I.Y  

Q1.  現代文の記述問題で自分では上手く書けたつもりでも少しの部分点しかもらえなかったり、点がつかないときもあります。どうしたら点がもらえるか教えてください。
高2 男子
A.  
 現代文の記述で悩んでいる学生は大変多いです。
 実は現代文の採点基準は数学と同じように”明確”です。コツは「(問題で)きかれたことに答える」ことです。もし自分の回答が部分点止まりなら、それは「引きだした情報量が不十分(文章中にもっと情報がある)」ということです。
 よく「〜字以内で答えよ」とありますが、この文字数は必要な情報を全て記述すればちょうどよく回答欄が埋まるように設定されています。情報の過不足がないか吟味してみて下さい!

<自分ではポイントを押さえているつもりなのにいつも部分点しか取れない場合>
 満点が取れないのは「自分ではポイントを押さえているつもりなのに」実際には押さえられていないポイントがあるからです。答え合わせの時に、その要素がなぜ必要なのか、どうすれば押さえられたのかといったことを確認して理解するようにしましょう。ただ、現代文の記述問題で満点を取ることは他教科と比べてハードルが高いので、満点ではなくても「それなりの部分点」が取れているのなら、それほど気にしすぎる必要はありません。

<記述問題の取り組み方>
 まずは何を問われているのかを把握し、それに答えるように意識しましょう。
 傍線部分説明であれば、傍線部の表現をいくつかの部分に区切って、それぞれを必ず説明するようにします。理由説明ならば傍線部のように言える根拠が問題文の中に必ずあるはずですから、それを探すようにします。慣れないうちは問題文の<それらしい記述>をつなぎ合わせる程度でも構いません。演習にたくさん取り組んで、少しずつ表現力をつけていきましょう。
 「○文字以内で説明せよ」といった設問は、指定文字数がそのまま解答の分量を決めるヒントになっています。自分が説明しようと思った分量が、それより多ければ何を削るのか、それより少なければ何を加えるのか、吟味しなければなりません。
 制限字数が指定されている場合は、要するに「解答はその字数ですよ」というもの。それよりも大幅に少ないと言うことは、必要な要素が欠けている可能性が大です。少なくとも、制限字数の80%以上は書くようにしましょう。制限字数がない場合は「必要なだけ書く」ことになります。
 記述問題に取り組んだ際には必ず自分が「必要」だと思った事を書いた上で、模範解答や解説を参照して、ある要素がなぜ必要なのか(必要ないのか)を理解するようにしましょう。これを繰り返すことで、どこまで書くべきかという感覚がつかめてきます。

 <解答を書く時の原則>
 字数指定がある問いでは、行頭に句点や読点、カギカッコなどの記号、「ゃ」「っ」などの小さい文字がきてしまう場合でも、そのまま行頭にそれらを書く。句読点、カギカッコなどの記号、「ゃ」「っ」などの小さい文字はすべて一字とみなす。また、マス目はあくまで字数の目安(解答者や採点者が解答字数を数えるためのもの)になるので、「1マス1字・1記号」が原則。

 以上のポイントを念頭に置いて、記述問題で高得点が取れるよう演習を積んで下さい。

(農学部 K.K)

Q2.  万有引力の学習で、どのような点を押さえて復習していいか分かりません。良い勉強の仕方を教えて下さい。
(高3 女子)
A. 
 基本的に授業で習う事柄は全て大切です。ですから全ての内容をきちんと覚えていなければならないことは必ず頭に留めておいて下さい。その中でも重要なことを以下に挙げます。

 まずケプラーの法則は3つとも必ず覚えていなければなりません。どれが第一〜第三法則なのかまできちんと区別して、内容も正確に覚えましょう。

 次に万有引力がどのような式で表されるのか。(
 さらにその万有引力との対応から、地球での重力がどう表されるか()を導出も含めて理解しましょう。

 最後に万有引力の位置エネルギーをどう書くか、そしてそのエネルギーの保存則はどうなるかも理解しましょう。

 ただ、基礎知識を覚えるだけでそれを使えないと意味がありません。問題演習を通じて理解を深めることは必須です。
 教科書・ノートを見返しながら問題演習を繰り返す。遠回りなようでこれが一番の近道です。頑張ってコツコツ勉強していきましょう!

(工学部 I.A)
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