2013年7月号

<特別寄稿> 大陸横断 自転車の旅 〜 オランダ研修@
 東大建築学科を卒業後、奨学金で海外留学したスタッフの体験談連載!今回は海外修業編1話目です。
 大学院に進学してから海外研修への準備を始めたわけですが、思ったようにうまくいきませんでした。なにしろ無数にある世界中の建築設計事務所から行きたいところを自分で選び、直接交渉をしなくてはなりません。また、英会話が全くできないというのも大きな障害でした。
 悩んでいるうちに時間はあっという間にすぎて、大学院も2年目の夏になりました。私は一思いにオランダにある世界的に有名な設計事務所に自分の作品集を送り、スカイプでの面接を経て(YESかNOしか言えませんでしたが)、なんとか受け入れてもらえることになりました。初めてのヨーロッパが、まさか旅行ではなく仕事になるとは思ってもいなかったことです。
 ちょうどクリスマスの時期にオランダに到着して、新年から出社することになっていました。が、家がありません。昼間はくまなく町を歩き、夜は大家にメッセージをひたすら送り、年が暮れる前にようやく住む場所を手に入れました。オランダ人2人とスロバキア人2人の住む大きな家で、新生活がスタートしました。
 私が勤めた事務所は国際色がとても豊かで、オランダ人は全体の4分の1ほどしかおらず、プロジェクトもヨーロッパだけでなく世界中でやっています。日本にもいくつかデザインした建物があります。当時日本人は私だけで、日本人は7年ぶりくらいだと言われました。
 仕事はすべて英語ですが、最初のころは何を話しているのか全く理解できず、また何も言うことができず、精神的につらい日々が続きました。それでもなんとかクビにならずやっていけたのは、建築を一つの共通言語として意思疎通ができたからです。時にスケッチや模型は、言葉よりずっと優れたコミュニケーションの手段になります。この経験は後にとても役に立つことになりました。
 今でこそ思えることですが、何か大きな壁が向こうに見えるとき、立ち止まらずにとりあえず近づいてみることが何よりいい選択かもしれません。すると遠くからはただのっぺらな壁だったものが、近くでは手や足をかけられそうな場所があることに気付きます。私は「行き当たりばったり」だからこそ見ることができる風景があると信じています。
 次はオランダでの生活について話したいと思います。
建築学科(院) I.Y  

Q1.  1,2年の教科書の復習は受験に良いと聞きました。なぜでしょうか。またどのように勉強するのが良いですか?
高3 男子
A.  
■ なぜ教科書の復習が良いのか。
 1,2年生の教科書の復習は、3年生前半の受験勉強に最適です。大学入試というと、何か特別な勉強が必要なのかと思うかもしれません。確かに、二次試験やセンター試験の対策は必要なのですが、その勉強をしたとしても、基本ができていないと点数は伸びません。教科書は基本事項がまとめてあるものですので、1,2年の教科書を復習することによって、2年間の基本事項を効率的に復習することが出来、次の勉強につなげることが出来ます。だから、教科書の復習が受験勉強に良いのです。
 1,2年の時に習った内容についてきちんと覚えているでしょうか?理系科目ならば公式や暗記項目、基本的な考え方についてマスターできているかを確認し、本格的なセンター試験や二次試験の演習が始まる前に、それらの基礎事項についてきちんと覚えるようにしましょう。
 文系科目でも教科書の復習は、とても勉強になります。例えば、古典や英語だとすると、単語や言い回しを忘れていたとしても、一度勉強した内容ですので、復習することで記憶に定着します。文系科目も、教科書を用いて効率的に基礎事項を勉強しましょう。

■ 教科書を用いてどのように復習すれば良いのか。
 全ての科目に共通していますが、教科書の復習では基礎事項を習得できているかに注目しながら勉強していきましょう。 まず理系科目についてですが、教科書の例題と章のまとめの問題を解いてみましょう。例題や、まとめの問題は基本的な事項を習得していないと解くことができません。これが出来ないならば、公式や考え方のどこかに、忘れてしまった部分があります。出来なかった問題に関連する基礎事項をメモしておき、チェックしましょう。
 また、これで終わりにしてしまってはいけません。一度覚えていなかった基礎事項は、再び忘れてしまうことが多いです。間違えた、もしくは分からなかった問題に印をつけておき、しばらく時間が経ってから復習しましょう。覚えるまで、これを繰り返して下さい。出来るようになれば、基礎事項をきちんと覚えたということになります。
 文系科目も基本的な進め方は同じです。文系科目の場合は問題がありませんので、教科書を読み進めて、分からない単語や考え方がないかチェックし、その都度、その疑問を解消しましょう。疑問点について、ノートを作っておき、それを繰り返し暗記することによって、基本事項を覚えましょう。

 センター試験対策も二次試験対策も基本事項が出来ていれば大丈夫です。教科書を復習することで基本を習得しましょう。頑張って下さい。

(工学部 F.K)

Q2.  高校3年間、皆さんは夏休みをどのように過ごしていましたか?勉強時間や遊んだ頻度など教えてほしいです。遊ぶのを我慢したりしましたか?どのように過ごせれば良いと思いますか?勉強している時、集中力が切れたり体が痛くなったりしたらどうしていましたか?
(高3 女子)
A. 
 もう夏になりましたね。入試直前の冬休みはセンター試験の演習などで忙しいため、受験までにまとまった時間が取れるのは、夏休みが最後になります。今までの学習具合にもよりますが、夏休みは時間の使い方が勝負の分かれ目になると思います。ここでは私の体験や考え方を書きますので、自分の学習理解の度合いと相談しながら夏休みの過ごし方について考えてみてください。

● 夏休みの勉強時間について
 簡単にいうと、夏休みは朝から夜まで勉強していました。私自身も3年の6月までは部活動に取り組んでいましたし、友人も同じような状況できしたので、3年の夏までは勉強時間が圧倒的に少なかったです。それを取り返すために友人たちと一緒にずっと勉強していました。
 家にいたままだと途中で集中力が切れてしまうため、友人たちと学校の自習室で勉強していました。例えば朝の9時とか待ち合わせの時間を決めて集合し、勉強開始。1回くらい休憩を取りつつ、12〜13時くらいでお昼休憩。そこからまた勉強を始めて15時くらいに休憩、休憩が終わったら下校時間の17時まで勉強していました。帰った後も、夕食の前後くらいまでは勉強していたと思います。

● 夏休みの過ごし方について
 先ほども書いたように、夏休みはまとまった時間がとれる最後の期間でもあります。ここでは基本事項の習得と、苦手克服に時間を費やしましょう。基本事項についてばっちり覚えていますか?基本事項の勉強にお薦めなのが、今まで使ってきた教科書の復習です。例えば理系の科目であるならば、例題や章のまとめ問題を一通り解いてみましょう。これを行うことによって、自分が公式のどれを覚えていないのか、基本的な考え方のどれを理解していないのかが分かります。ここで間違えてしまった、もしくは分からなかった問題について、関連する教科書の部分を読み直し、曖昧だった基本部分を復習しましょう。間違った問題は印をつけておき、夏休みの間に何度か解きなおし、完全に覚えてしまいましょう。このように教科書を用いて勉強すると、全体の確認と不足している部分の復習が一気に出来るのでお薦めです。
 文系科目も同様に基本事項の習得に力を入れましょう。単語が分からないのならば、単語覚える、文法が曖昧ならば、分からない部分について確認する、忘れているキーワードを覚えるなど、時間があることを活かして基本事項を習得してしまいましょう。

● 時間の使い方について
 私の場合、たくさん勉強時間を確保していましたが、同時にしっかりと休息をとるようにしていました。2時間ずつくらいで取る休憩もそうですし、睡眠もしっかりとっていました。無理をすると長続きしません。休み過ぎはダメですが、自分のペースで休憩を取りつつ、しっかり勉強をするようにしてください。
 また、家で1人で勉強していると、途中で疲れて勉強をやめてしまいがちです。そういう人は友人を巻き込んで一緒に勉強するようにしましょう。そのときにお薦めの場所は、図書館や自習室のように静かで集中できる場所です。友人がいればお互い頑張れますし、休憩中もお喋りをすることでリフレッシュが出来ると思います。
 遊ぶ時間は、私の場合1〜2週間に一度くらいは友人とバトミントンをする等して、気分転換をしていたと思います。これも遊び過ぎは禁物ですが、適度な頻度で行うと、とても良いリフレッシュになり効率が上がると思います。

● 集中力が切れる時
 2〜30分くらいで集中力が切れてしまうのは考えものですが、1時間以上やって切れてしまうのならば、何らかの方法で休憩をとって気分転換をするようにしましょう。その方が一日全体で考えたときに、勉強できるように思います。 自分の好きな方法で気分転換をするのが良いと思います。コーヒーが好きならば、コーヒーを作って飲めば良いと思いますし、音楽が好きならばそれを聞いて気分転換すれば良いと思います。お喋りが好きならば、友人と会話することによってとても良い気分転換になるはずです。自分の好きなものを使ってうまく気分転換するようにしてください。ただし、休憩の取り過ぎには注意です。
 体が痛くなったりする場合は、かなり長時間机に座っている状況だと思いますので、上手く休憩をとるようにしましょう。椅子から立って屈伸したり伸びをするだけでも効果的です。

 夏休みは重要な時期です。しっかりと勉強計画を立てるとともに、勉強時間を確保して必要な分だけ勉強しましょう。頑張って下さい。

(工学部 F.K)
体験的勉強法目次へ
(C) 2011 Coretech