2013年2月号

Q1. 現代文や英語の解き方のことで聞きたいのですが、最後の要旨問題は最後に一気に解くか、段落ごとに見ながら解いていくのは、どちらの方がいいのでしょうか?オススメはありますか?
(東京都 高2 男子)
A.  要旨問題の解き方については人によって好みが分かれると思いますので一概には言えませんが、個人的には一通り読み切ってから取り組む方が良いと思います。

 その理由としては、まずいちいち本文と問題文とを交互に見ていると本文の流れをつかみそこなってしまう恐れがあり、また、一見本文と同じ事を言っているように見えても、全体の流れに照らし合わせると間違っている選択肢も存在するからです。その点、一度全体の流れを把握してから要旨問題に取り組む方が、大局を見失わないのでよいと思います。
 ただし、この解き方では、一度読んだところをもう一度読まなければならず二度手間になりがちです。それをできる限り避けるには、はじめに読んでいく時に、各段落のポイントとなる部分やキーワードに印をつけておきましょう。要約問題の多くは各段落のポイントについて聞いていることが多いので、印をつけておけばすぐにその該当箇所に戻ることができて効率的です。また問題にもよりますが、最初に要旨問題の選択肢を読んで、どのようなことを聞いているのかを先に把握してしまうというのもひとつの手だと思います。



Q2. 私は試験の本番になるとなかなか実力が出せません。計算ミスが増えてしまったり、ド忘れしてしまったり…センターが上手くいかなかったので次の試験では失敗できません。どうしたら本番でちゃんと実力が発揮できますか?
(鹿児島県 高3 女子)
A. まず、センター試験の復習は済んでいるでしょうか?出来が良くなかったテストは振り返りたくないと思いますが、それだけに復習から得られるものも大きいはずです。

復習の際は以下の点をチェックして下さい。
 ・どこを間違えたのか (ex.計算ミス)
 ・なぜ間違えたのか (ex.計算の字が汚い)
 ・次回以降どうすればよいか(ex.丁寧に書こう!)

本番になると、焦りや緊張から、考えられないようなミスをするものです。
私もセンター試験で「数学TA」ではなく「数学T」の問題を解いてしまい、散々な結果だった経験があります。少し時間が経って落ち着いてから見返してみると、意外な発見があるかもしれません。

 本番で実力を発揮できるかどうかは、心理的な影響も大きいと思います。残された時間を無駄にせず勉強して不安な気持ちを少しでも取り除けるようにするといいでしょう。(もちろん息抜きも大切です!)試験場に入ったら、他の受験生の緊張した様子を観察してみてください。 「みんな同じだ」と気づければ、それだけでプラスになります。

<時間に勝つ直前対策6つのポイント>
ポイント1.本番より短い時間で解き切る練習をする
本番で緊張する中、慎重に解答作業を進めていると、思いのほか時間が経つのが早いもの。ふだんの時間感覚で解くと時間切れになる危険性がある。そこで、実際の試験時間より短い時間で全問を解く練習をオススメしたい。例えば「60分の科目を50分で解く」といった練習を重ねておけば、本番でも余裕をもって解答できる。
ポイント2.正解だけで満足せず解答プロセスを検証
特に思考型問題は、着眼点〜正解までの解答プロセスに問題があると、多くの時間をロスする。問題を解いたら、たとえ正解でもそれだけで満足せず、設問形式ごとに自分の解答の流れを参考書や問題集の解説解答と見比べながら丁寧に検証し、時間をロスする要素が無いか、どうすれば最も効率よく正解を導けるかを研究しよう。
ポイント3.ど忘れしないように覚えたはずでも再確認
本番の試験中、確実に知らない知識はともかく、覚えたはずの知識が出てこないと、なんとか思い出そうと粘って相当な時間を浪費したりする。本番でど忘れを防ぎ、解答に必要な知識を頭から素早く取り出せるようにするためにも、知識事項は全体的におさらいしておこう。「覚えたはず」と放っておくと後悔のもとになる。
ポイント4.時間の使い方を分析。弱点を把握・克服する
過去問や予想問題の実戦演習をしたら、そのつど自分が実際にどう時間をつかったのか、どこでつまずいたのかを丁寧に分析し、できれば記録しておこう。そして、例えば「見切り方が甘い」といった自分の弱点を把握し、必要なら試験時間戦略も修正する。そのうえで弱点の克服を意識して、次の実戦演習に取り組むと効果的だ。
ポイント5.解答用紙や問題冊子の使い方にも慣れておく
実戦演習の際には、なるべく実物問題を使い。計算などの解答作業の記入スペースも本番同様にしよう。マークする時間も試験時間に含まれるわけだし、数学などでは問題冊子の余白に合わせて計算や図を書くことに慣れていないと、書くスペースが不足して解答ペースを乱したりする。ふだんノートで演習している人は要注意!
ポイント6.本番と同様に計算も手を抜かずにやる
数学や理科の演習時、解答の道筋が見えた時点で計算を省略したり、手抜きをする人もいる。しかし、より速く正確な計算力の養成は、時間配分成功のカギを握る重要課題。計算をさぼって感覚を鈍らせると計算スピードは低下するし、ミスだって多くなる。計算が必要な問題を解く時は、手を抜かず最後まで計算して答えを出そう。


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