2013年8月号

<特別寄稿> 大陸横断 自転車の旅 〜 オランダでの生活A
 東大建築学科を卒業後、奨学金で海外留学したスタッフの体験談連載!今回は海外修業編2話目です。
 みなさんはオランダというと、どのようなことをイメージするでしょうか。一般的には風車やチューリップ、サッカーなどが有名かと思います。
 長崎に生まれ育った私の場合、オランダは遠くにありながらも親近感をおぼえる存在でもありました。古くは鎖国時代に、日本の国際交流の窓口となった長崎には、当時多くのオランダ人が出島に滞在したことで文化が伝えられ、今でもその名残が街のあちこちに堆積しています。そして自分という存在が根を下ろすそのような場所の物語について考えるとき、オランダは「私」というひとつの歴史の中に回収すべき存在であるかのように、ずっと感じ続けていたのです。
  オランダはもうひとつ、国土の大半を自分たちで干拓・埋立てして作り上げたことでも知られています。「何もないところに創造する力」はオランダ人の精神性の特徴でしょう。また、ヨーロッパにおいてはドイツやフランス、イギリスなどの大国に囲まれていたことから、いかに大きさでない強みを備えるかということが考えられてきました。ひとりひとりの個性や能力を尊重する文化や、それらを上手く社会に役立てる合理主義、また人々の一致団結に欠かせない民主主義の徹底を先駆けた国なのです。
  以上の精神性は、普段の生活や仕事にも顕著に現れています。私生活をとても大事にし、週末は家族や友人とパーティをしたり出かけたりします。仕事は日本のように時間にルーズではなく、定時にきっちり終えてバーやクラブへ行ったり家族との時間に充てます。年功序列ではなく、完全にその人の能力や人格に応じて仕事を与えられ、上司やボスにも自分の意見をストレートに言える平等な関係を重んじます。私のような新人のアイデアも、皆がいいと思ったらそのまますぐに採用されました。
 私はそのような、不透明なところがなく健康的なオランダでの生活が好きでした。そして初めて日本を相対的に捉え、いい部分も悪い部分も意識することができました。「こうでなくちゃいけない」と思っていたことが「こうあってもいいんだな」と思えるようになったのです。それは私の中で、自分の可能性が広がるということでもありました。同時に、まだ知らない世界をもっと見てみたい、というさらなる衝動に駆られるきっかけにもなりました。
 次は、長いながい日本への帰路の話をしたいと思います。

建築学科(院) I.Y  

Q1.  模試の解き直しは8月からでも遅くないですか?
高3 女子
A.  
 模試の解き直しはとても重要です。まだ遅くはないと思いますので、8月頃には始めてしまいましょう。おそらく11月と12月はセンター試験の勉強で手一杯になってしまうと思います。そう考えると、模試の解き直しが出来る時間は8月、9月、10月の3ヶ月間しかありません。計画的に模試の解き直しを行い、自分が勉強しておきたい範囲をやり終えるようにしましょう
  その時に出来れば実践してほしいのですが、模試用のノートを作るようにしましょう。間違えてしまい、一度解き直した問題も、数ヵ月後には忘れてしまうことが多いです。それでは大切な試験本番で役に立ちません。試験直前に見直し、最終的なチェックが出来るように、自分専用の参考書(模試ノート)を作成しておきましょう。解けなかった問題について、@どのような問題だったのか、Aどのような基本的な知識(公式や考え方)が必要だったのか、B解法、の3点について模試用のノートにまとめておけば、自分が出来なかった問題について、一目で復習することが出来ます。これを見れば、効率的に、自分が出来なかった箇所に絞って復習することが出来るので、とてもお奨めです。模試の解き直しと共にノートも作成し、復習に利用して下さい。
 受験勉強とは、つきつめてみると「一度解けなかった問題を解けるようにすること」だと思います。頑張って復習して下さい。

(工学部 O.Y)

Q2.  センター地学の勉強はどのように進めていったら良いでしょうか。8割を目標に頑張りたいと思っています。
(高3 男子)
A. 
 地学の特徴についてですが、他の理科の科目と比べて(a)暗記項目(キーワード)が多い、(b)図に関する理解が重要、という2つの特徴があります。基本的な項目(キーワードと考え方、図の理解)をあまり覚えていないのであれば、9月くらいまではこれらの暗記に力を入れていく必要があります。@基本の確認・暗記から、A演習と基本の抜けのチェック、B繰り返し問題を解く、というようにステップアップしていきましょう。

@基本の確認・暗記(8月〜9月)
 教科書と参考書を用いて、キーワード、基本的な考え方、図の理解を習得していきましょう。それらの基本事項について、自分できちんと説明できるかが理解できているかの目安です。単純な名前の暗記だけでは、8割の得点は取れないはずです。固有名詞と共に、きちんと内容も掴んでおきましょう。図についてのチェックを怠りがちですが、地学で図はとても大切です。これも覚えてしまいましょう。
 夏休みがあって時間がとれるこの時期に、時間がかかる基本事項の習得についてクリアしてしまいましょう。

A演習と基本の抜けのチェック(10月〜11月前半)
 ここでは、問題集を用いて演習を行いましょう。演習をする中で自分が分かったつもりになっている箇所が発見できると思います。ここで分からなかったところは基本事項が習得できていなかったということです。抜けてた基本事項は印をつけておき、再び基本を覚えながら問題を解いていきましょう。

B繰り返し問題を解く(11月後半〜センター直前)
 @とAをやりきると、基本的な事項についての大枠は習得することが出来たと思います。あとはセンター試験の問題に慣れることと、細かい部分について潰していくだけです。過去問や色々なセンター用の演習問題を繰り返し解き、慣れていきましょう。@とAでしっかり勉強していれば、点数が安定してくると思います。

(工学部 N.K)
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