2012年11月号

Q1. 化学の有機化合物の所が苦手です。 勉強のやり方や覚え方についてアドバイスして下さい。
(岐阜県 高2 女子)
A.  私も有機は最初の頃は苦手でした。
 というのも他の単元よりも覚える事が多いからだと思います。この状況を抜け出すためには、まず基本的な形や反応(教科書や図録の内容)を一通り覚えてしまうより他にありません。
 私は教科書と図録を繰り返し、それこそボロボロになるくらい覚えました。それから、学校の問題集の基本問題をやって記憶を定着させながら、さらに応用・発展問題へと進んでいくのが良いと思います。
 具体的には、有機は、炭素、水素、窒素、硫黄、ハロゲンなど、構成する元素の種類は少ないものの、4価の炭素原子が無限に結合でき、分岐の仕方にも制限がないために、多様な物質が存在します。このように、有機では、原子の結合の仕方が重要となるため、まずは異性体を理解することが必要です。
 次に、有機分野の学習で大切なのは、官能基ごとに性質を理解していくことです。理論分野で学習した、酸塩基反応や酸化還元反応との関連付けが重要です。官能基の種類はそれほど多いわけではありませんので、官能基ごとにしっかり理解していきましょう。
 有機は最初は暗記すべきものが多いように感じてしまいますが、一通り学習し終えると、その後の理解が大変スムースになります。興味を持って根気よく学習していきましょう。
 さらに入試で良く出題される「有機化合物を推定する問題」では、教科書に載っている「有名な反応」を手がかりにするので、しっかり覚えておくことが大切です。 例えば芳香族化合物のフェノール、安息香酸、アニリンの反応や分離方法などは、教科書や図録の系統図で常に確認することが大切です。

(工学部 I.Y)

Q2. 数学の問題をやっていて、納得するまで次に進めません。 問題を解けない時は解説を写すのですが、解説を写している時は分かった気になっていても、実際に別の似たような問題をやると解けません。どうすればいいでしょうか。
(香川県 高2 女子)
A. 学習は納得するまでしっかり考え続けるべきだと私は考えます。なので、納得するまで考え続けようとする姿勢はとても良い事だと思います。
 ただ、自分だけでは答が出せないものも多くありますし、数学以外にもやるべきことが多くあるはずです。ですから、時間を決めて、その時間内に分からなければ次に進むのが良いでしょう。 そして分からなかったところはチェックしておいて後で必ず他の人(先生など)に聞くようにしましょう。
 ある程度のところで諦め、質問したり誰かに聞いたりすることも必要です。

 解答を写す事に関してですが、解答を写しても他の似たような問題を解けないのは、解答を理解していないためです。
 ● どこでどのような公式を使っているか?
 ● なぜその公式を使うのか?
 ● その公式を使ったことで何が分かったのか?

などをしっかりと把握しなければ、解答を理解できたとは言えません。
 しかし解答を理解するには誰しも時間がかかります。何度も何度も問題にトライし、間違え、解答を写し……と繰り返すことで、やっと解法が理解できるものです。ですから、似たような問題を何度も繰り返し解きましょう。そうすることで、次第と問題が解けるようになります。頑張って下さい。
(工学部 I.A)
体験的勉強法目次へ
(C) 2011 Coretech