2012年1月号

Q1. 英語のリスニング対策の勉強はどうやったらいいのでしょうか?
(東京都 高2 男子)
A. 私は学校の先生に次のようにアドバイスを受けました。
 リスニング力をUPさせるために忘れてはいけないのは
   1.知らない言葉は聞き取れない
   2.発音できない言葉は聞き取れない

という基本的な二つのポイントだと言う事です。

 リスニングは特別な技能では無く、リーディングと同じ作業です。単語や文法を身につけずに長文を読める人がいないように、単語や文法を覚えないでリスニング力を身につけることはできません。
 次に「英語を読むこと」=「英語を日本語に訳すこと」ではありません。英語を読んで「わかる」ということと、「日本語に訳す」こととは全く違う作業なのです。また、リーディングであれば「戻り読み」ができますがリスニングではそんな暇は全くありません。
 例えば Where is the letter that came from Nancy yesterday? という英文があります。
 この文を訳す時、関係代名詞thatで区切ってその中身から訳し「昨日ナンシーから来た手紙はどこにありますか」と自然な日本語になるよう訳してきたかもしれません。 リスニングでは、そういった
「後ろから訳す」ことは絶対にできません。
Where is(どこにある?)/ the letter(その手紙) /that(それは)/ came(来た) /from Nancy(ナンシーから) /yesterday(昨日)と、前から聞こえた順に理解していかなければなりません。
 その「聞こえた順に理解する」ということは、なかなか難しく感じるかもしれません。そのトレーニングのために実行してほしいのが「音読」です。CDやiPodといった視聴覚教材を利用してネイティブスピーカーの音声を真似しながら、後に続いて読んだり、一緒に読んだりするなどして同じ英文を何度も繰り返し音読練習します。スポーツの特訓のように同じ英文を何度も繰り返し音読練習して、英語の回路を身体に叩き込むことが大事です。 この時の教材として特におすすめしたいのが1,2年の教科書についていたCDです。私も毎日の通学の行き帰りにCDを繰り返し聴き、家では真似して声に出すようにしていました。教科書の内容は一度は授業でやっているので取り組みやすいですし、1,2年の単語や文法の復習にもなってとても役に立ちます。他にも中学の時に使っていた英検のCDがあったのでそれも利用しました。易しいものから慣れていくことがコツだと思います。

 その後にぜひやってほしいのが「書き取り」(ディクテーション)です。音声を聞きながら、英文を書き出します。終わったら教科書や教材の解答解説などを見て実際の英文と答え合わせをします。最初は苦労するかもしれませんが、このトレーニングを行うと
・正しい発音
・自分が書き出せない単語(=マスターしていない単語)
・大事な部分が強く、補足的な部分が弱く短く発音されるという英語の傾向
・音と音がつながって聞こえるのはどんなケースか
などが本当に良く分かります。
 文字を見て読む時にローマ字読みで覚えてしまっているような単語は、まず書き出せません。正しい発音を身に付ける機会になります。英語のセンター試験の最初は発音問題が必ず出ていますのでその対策にもなりますね。

まずは教科書や英検のCDを利用して慣れていきましょう。時間や余裕があればその他の教材を利用することも良いですが、まずは基本をしっかり身に付けることをおすすめします。センター対策の教材を使用するのは3年の2学期から始めていけば十分ではないかと思います。頑張って下さい。
(農学部 O.Y)

Q2. 英語の自動詞と他動詞がいまいちピンときません。どのように区別したらいいのでしょうか?
(大分県 高1 女子)
A. 一般的に、意味の違いでいうと
 ※自動詞=「(主語)が〜する」
 ※他動詞=「(主語)が…を〜する」
と、いうように差がありますが、しかし実際のところ、意味上の差があまり見やすい形で出てこない場合も多くあります。
 
 結局、自動詞と他動詞の違いとは、
 ※自動詞=うしろに目的語を必要としない
 ※他動詞=うしろに目的語をとるもの
です。

 ‘run’という動詞で説明します。
 He runs every day. (彼は毎日走ります)
この場合、every day は副詞であって目的語ではないので、run は自動詞です。
 He runs a restaurant. (彼はレストランを経営しています)
この場合、a restaurant は目的語なので、ここではrun は他動詞です。
‘run’は自動詞と他動詞で意味が変わります。他にもこのように自動詞と他動詞で意味が変わる語がたくさんあります。
‘play’は、自動詞で「遊ぶ」、他動詞では「〜をする」となります。(辞書で例文を確認してみましょう)
 逆に、‘move’という動詞は、自動詞で「動く」、他動詞で「〜を動かす」で、自動詞と他動詞でほぼ意味が変わりません。(これも辞書で確認!)
 
 もう一つ、日本語からの類推で、他動詞に誤って前置詞をつけてしまいやすいので注意が必要です。
[正] A stranger approached me. (見知らぬ人が私に近づいてきた)
[誤] A stranger approached to me. (toはいらない)

 また自動詞+前置詞で目的語をとる場合はたくさんあるのでしっかりと覚えておかなければなりません。
例:call on (〜を訪れる)、hear of (〜のことを聞く)、look at (〜を見る)、think of (〜のことを考える)
基本動詞のものは確実に覚えていなければなりません。中学生向けの英和辞典がとても役立ちます。私も高校の先生から、基本動詞の使い分けが重要と言われ、中学の時に使っていた辞書でチェックしました。

 ここまで簡単に説明してきましたが、教材の5文型のセクションなどでもう一度きちんと整理しておきましょう。
(工学部 I.A)
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