2012年8月号

Q1. 高2生ですが夏休みは何をしたらいいですか? それと東大生はどんなことをしましたか?
(栃木県 高2 男子)
A. 夏休みは、普段の学校生活の中で、まとまった時間がとれるとても貴重な機会です。学校の宿題が多く出されてしまっているかもしれませんが、それをこなすだけで終わらないようにし、計画的に学習を進めていきましょう。
高校2年生の夏休みに、今思い返して、やっておけばよかったと思うこと、また、実際にやっていたことの2つに分けて書きますので、参考にしてみてください。

■やっておけば良かったこと
高校3年生になるまで、受験のことについて詳細に調べていませんでしたので、今思い返してみれば、2年生のころにもっと調べ、実際に問題を解いておけば良かったと思います。

・志望校合格に必要な点数(センター試験と2次試験の両方)
・センター試験の問題
・2次試験の問題

についてもう調べていますか?
調べていないのならば、これらについて調べ、今は全然解けなくても良いので、実際の問題に少し挑戦してみましょう。自分の実力が今どのあたりなのか把握できますし、今後どのレベルに到達すれば良いのかイメージできるようになり、とても参考になると思います。この作業は、時間にゆとりがあるときにしか出来ないと思いますので、是非夏休みにやってみてください。これによって他の人よりも一歩リードできると思います。

■高校2年生の夏休みにやっていた勉強
学校の宿題を計画的に終わらすことはもちろんのことですが、それに加えて僕は、@基礎固めと、A苦手の克服を行っていました。

@基礎固め
今まで習った基本的事項、中でも数学、物理、化学などの公式や考え方について復習をしていました。定期テストと違って、大学受験では広い範囲の知識が問われます。忘れてしまっている基本的事項がないように、それらの確認と暗記を行っていました。

A苦手の克服
苦手分野の克服には時間がかかりますので、夏休みはこれを重点的に行いました。数学や理科については苦手分野の基本的事項を理解して、基礎的問題から応用問題までを解き直しました。また、僕は英語のリスニングが苦手だったので、時間がある夏休みを利用して、リスニング教材を何度も聞く、シャドウイングを繰り返す、などをすることによって苦手克服に取り組みました。

以上が僕の体験と考えです。参考にしてみてください。
(工学部 F.K)

Q2. 数学の方程式などの式変形で、なかなかひらめくことができません。
どうすればスムーズに答えを導き出せる式変形が思いつくのでしょうか?

(大阪府 高2 女子)
A. たとえば


という変形があります。

 あなたは最初の(☆)の式を見たときに、このような変形を思いつけるでしょうか?残念ながら私には無理です。ではなぜ私にこのような変形ができたのかというと、前にこの変形を使う問題を見て、変形のしかたを覚えていたからです。
 なにが言いたいかというと、自分でゼロからひらめくことができる式変形は限られているということです。なので「自分はひらめきがない」と考える必要はありません。むしろ必要なのは、自分の思いつかなかった式変形を見た時にその変形の仕方を覚えておき、次に同じような問題が出てきたときに「あの問題と同じだ!」と気づくことができるようになることです。
 なのでスムーズな式変形ができるためにはまず、記憶の「引き出し」を増やす努力をしましょう。特別なことをする必要はありませんが、自分が気づかなかった式変形が出てきたときには「こんなときにはこんな変形が使えるのか!」と思ってそれを頭に留めておきましょう。ノートに書き貯めておくともっと良いですね。 このような地道な努力を重ねていく事で自然とスムーズな式変形ができるようになるはずです。
(医学部 O.Y)
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